丹治ひこ太

こだいらまちづくり日記

2015-01-01から1年間の記事一覧

憲法96条は見かけより遥かに弱く、より改憲しにくくなるよう改憲すべき。国民投票における改憲可決ラインを、64%に。

これは僕が思いつきで言っていることではない。「多数決を疑う」(坂井豊貴:岩波新書)での結論だ。抽象性があり、論点が多次元的な法案、特に、憲法では、サイクル(例えば、X案とY案の二者択一が出されても、その裏にZ案があり、X>Y>Z>Xみたい…

人間の尊厳

Eテレの番組「シリーズ戦後70年 障害者と戦争 ナチスから迫害された障害者たち」を観ていたら、ドイツ人の方が「人間の尊厳」という言葉を口にしていた。 ドイツ連邦共和国基本法1条1項は「人間の尊厳」の絶対不可侵を謳う。この言葉の背景にはドイツ人の…

いやな感じ

傑作である。どうしてここまで読まず来てしまったのか後悔この上ない。多感なときに読みたかった。 でも、背伸びしがちな高校時代、題名を見て、なんか軽い感じがして、なよなよした中間小説だろうと思いこんで読まなかったんだよな。 純文学的にいえばセリ…

国会議員政策担当秘書資格試験に合格しました。

国会議員政策担当秘書資格試験に合格しました。 政策担当秘書制度は、国会改革の一環として、平成5年の国会法改正により、国会議員の政策活動を直接補佐する秘書を設けて、国会議員の政策立案・立法調査機能を高めるために創設されました。 これにより、各…

個別的自衛権でできること、新安保法案でできること

個別的自衛権でできることとはなんなのか?原点に戻って勉強してみました。 個別的自衛権とは「各国が自国に加えられた法益侵害に対して反撃する場合の自衛権」(山本草二「国際法 新版」有斐閣p732)です。 そして、国連憲章51条によれば「武力攻撃が発…

集団的自衛権の二つの定義

基本に立ち返り、集団的自衛権という言葉の意義を調べてみました。 芦部信喜先生(憲法)、山本草二先生(国際法)の著書によると、集団的自衛権の定義には、二つの見解があるのだそうです。知らなかった。 他国に対する武力攻撃を自国に対する武力攻撃とみ…

マスコミの公平性について

日本の法律では、放送に関し規制をかけ、プリント・メディアには自由な表現活動を保障しています。イギリス・アメリカ型の制度です。放送には、政治的公平性や論点の多角的解明などの番組編集準則の遵守(放送法3条の2、1項)もそうです。 その根拠として、…

「法治国家」を言う奴には気を付けろ!(「法治国家」と「法の支配」の違い)

安倍首相が「法の支配」と「法治国家」という言葉を使い分けているのを知っていますでしょうか。まだ誰も指摘していないようです。 彼は国際舞台では「法の支配」という言葉を使います。民主国家におけるグローバルスタンダードだからです。この言葉でないと…

砂川事件最高裁判決の「レイシオ・デシデンタイ」。

政府は、再び、砂川事件最高裁判決を持ち出してきました。原文を呼んだのははるか昔のことなので、再読してみました。 大切なことは「レイシオ・デシデンタイ」を探すです。これは、判決の中で、一番大切な部分のことで、他の判決に対して拘束性をもつ部分の…

シンポジウム「立憲主義の危機」に行ってきました。

6月6日東大で行われた立憲デモクラシーの会のシンポジウム「立憲主義の危機」に行ってきました。 このタイミング、出席者が佐藤幸治先生、樋口洋一先生、石川健二先生(上級憲法を教わりました)、杉田敦先生!しかも、佐藤先生は長谷部先生を憲法審査会に呼…

なぜ差別するのか?長谷部先生の説から思うこと

「ルック・オブ・サイレンス」の試写会に行ってきました。 なぜ普通の人々が大虐殺に加担していくのかという問題は別に譲るとして、虐殺のきっかけが「共産主義者」というレッテル張りから始まったことに注目したいと思います。 今や有名になってしまった長…

お熱いのがお好きではない、長谷部先生。

憲法審査会で与党推薦の長谷部先生が安保関連法案を違憲と述べました。長谷部先生を知っていらっしゃる方なら当然と思うでしょう。私も法科大学院で最初に憲法を習ったのが先生でした。 憲法、それは熱い学問、と考えていた私には先生のアメリカナイズされた…

古の知恵とサブプライムローン問題

これまで紹介した民法の条文に共通していえることは、ローマ法までさかのぼれる古い条文の知恵が残っているということです。おそらくその古い条文にも、さらに古くから積み重ねられてきた人間社会の知恵が込められているのでしょう。それは、浅はかな現代的…

投票所への「道」

もう一つ好きな条文に民法210条というのがあります。 「他の土地に囲まれて、公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を通行することができる。」 一般的には、袋地の人の利便、袋地の社会的効用のため、などといわれて…

住民投票の際に市議会議員の補欠選挙をすべきではなかったのか?

次点にまつわる条文を調べてみた。 ①市町村議会の場合、選挙期日から3か月以内に欠員が出たら、法定得票数に達した者の中から、選挙会で繰り上げ当選者を決める(公選法112条5項)。 ②選挙期日から3か月経過後なら、定数の6分の1を超えて欠員がでた…

平成27年4月26日執行小平市議会議員選挙を終えて

この度の小平市議会議員選挙では、残念ながら次点という結果に終わりました。私の力不足を心からお詫び申し上げます。一方で、1430人もの方々の投票をいただき、深く感謝申し上げます。 私の大好きな条文に、民法648条第一項というものがあります。委…

選挙活動報告会を開きます

選挙活動報告会 明日選挙活動報告会を開催します。 皆様に頂いた1430票の重みをしっかり受け止め、選挙中の活動のご報告と今後の事について皆様とお話が出来たら幸いです。お忙しいことと存じますが、皆様のお越しをお待ち申し上げます。 場所:学園西町地域…

ご挨拶

この度の市議選は、皆様の多大なるご協力にも関わらず、私の力不足で次点という悔しい結果に終わってしまいました。しかし、100年先もよりより小平にしたい、そういう思いを多くの市民の方が抱いていらっしゃるんだと再認識できたこと、その思いを共有したこ…

まちづくり通信3号

私がめざすもの

「丹治ひこ太とまちづくり市民こだいら」FBページのご紹介

日々の活動の様子は、フェースブックページにのせております。丹治ひこ太とまちづくり市民こだいらwww.facebook.com もしよければ、いいね!のクリックをしていただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

終盤に向けて頑張ります!

選挙戦も残すところあと数日となりました。 朝は6時から夜の23時半まで、市内を回り街宣を続けております。 昨日は暴風雨に見舞われたため、自転車での街宣は困難を伴うものでしたが、朝昼晩とどの時間帯にも、市民の方たちが応援に駆け付けてくださいま…

署名5005人分、文化庁に提出

地域の市民が去年末から行ってきた署名活動に動きがありました。玉川上水「景観守って」 市民団体が署名5005人分www.tokyo-np.co.jp 私も時間の許す限り、鷹の橋周辺で行われる署名集めに参加してきました。そして昨日、5000人というひとつの区切り…

幻燈会『どんぐりと山猫』今年も開催です

小平といえば「みどり豊かな市」というイメージがあるでしょう。しかし実際のところ、市内には、多くの人が集まることのできる広い公園はありませんし、宅地化等のために自然は着実に失われています。 幻燈会が開かれる小平市中央公園の横に続く雑木林は、地…

ダウンロードできます 「投票に行こう!」ポスター

セブンイレブンの画面付きコピー機からダウンロードできるそうです。A3 、1枚100円。プリント予約番号87199204(4/19まで) どんぐりの会 on Twitter

出馬予定者にアンケート

読売新聞 2015.4.11朝刊多摩欄に、「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」のアンケートが取り上げられています。私も参加させていただきました。

なかまちテラスの防犯?監視?カメラ

さて、なかまちテラスに対して、もう一つ疑問が。 「防犯」カメラです。11個も付いているとききました。そこで、一生懸命探しましたが、全部見つけられませんでした。おそらく犯罪者も見つけることができないでしょう。そうであれば犯罪は行われますから「…

「なかまちテラス」のソフトとハード

なかまちテラスがスタートしました。 それに向けて、昨年から、そのソフト部分(利用面やそれに関するイベント)に関して、市民や学生と市の職員が一緒になってワークショップを行いました。 その成果はイベントにそのまま反映され、親しみやすい、とても楽…

プレイセンターを作ろう

遅ればせながら・・・。 調布駅前に子ども支援施設こどもとフラット」がオープン。 ここに「プレイセンターちょうふ」が設けられました。プレイセンターを行政が主導して取り組むのは初の試みです。 「プレイセンター」とは親同士が学び合い自分たちで運営す…

「あすぴあ」の利用者懇談会に行ってきました。

さぼりぎみのブログ再開です。 さて、 小平には市民の自主的な社会貢献活動を支援する施設「あすぴあ」というものがあります。 小平元気村おがわ東2階にあります。 私も一昨年まで知りませんでした。元気村の存在も。残念なことにそういう方は多いのでは。 …

問い合わせ先:hikotatanji@gmail.com