丹治ひこ太

こだいらまちづくり日記

小平市はぜん息の小学生が多い。

 上水中時代(新設されるまでの一学期分の四中時代も含めて)、陸上部に入っていました。夏休みの練習を終わるとおかしな咳に悩まされました。光化学スモッグです。気象等の関係で都心の真ん中よりもかえってちょっと郊外の方が影響があったようです。

 ところで、2012年のぜん息被患率によると、小平市の小学生は全国平均の2倍、東京都平均の1.5倍だそうです。大人も含めた大気汚染医療費助成認定患者も東京都平均の2倍弱です。原因は不明です。是非、しっかりとした調査をしなければなりません。

 原因として、最近問題となっているのがPM2.5。大気汚染の原因は硫黄酸化物(SOx)、光化学オキシダント、窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)がこれまで問題となってきましたが、PM2.5はそれ以上に危険だという研究結果もあります。

 中国国内や中国から飛んでくる話がよく語られていますが、普通に国内の自動車からも排出されています。スポット的には環境基準を超える値も出ています。

 そして、環境アセスメントではPM2.5は対象項目になっていないのです。科学的な影響の予測が難しいというのがその理由。

 当然、住民投票で問題となった小平市の計画道路でもPM2.5は評価されていません。

 環境問題は予防原則に従うべきです。欠陥のあるアセスメントしかしていないこうした計画道路をこのまま進めていってはいけません。

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