「なかまちテラス」のソフトとハード
なかまちテラスがスタートしました。
それに向けて、昨年から、そのソフト部分(利用面やそれに関するイベント)に関して、市民や学生と市の職員が一緒になってワークショップを行いました。
その成果はイベントにそのまま反映され、親しみやすい、とても楽しいものになりました。
利用面でもティーンズ本の充実、カフェでの読書などは実現。今後もその企画のいくつかは実現されていくことでしょう。
これは市民や学生の意見をしっかりと取り入れた住民参加の成功事例でしょう。
一方、ハード。建物の部分です。建築家にお任せ。これも市民や学生を巻き込んで、建築家と一緒に、作り上げてほしかったです。
外壁はガラス面で終わるはずが、光の侵入を防ぐため、金属製の網で覆い、それでもだめでカーテンをつけて・・・最終的には、4億5000万円が、補正予算を組んで9億6000万円。住民監査請求してもいいのでは。
それに狭いし、結構使いづらい。この建築家が最初に建築したある有名人の松濤の私邸をある理由でよく知っていますが、雨漏り問題、冷蔵庫が入らない問題、室内犬が歩きづらい問題等がありました。
僕の大学での学部の専門は、ロシアアバンギャルド芸術。なかまちテラスの形状は、ロシア構成主義を思い出させるものがありますが、ロシア構成主義はあくまでも実用性がその基本理念にあります。
ハード面で住民参加が行われていればこうしたことはなかったでしょう。
上の写真はティーンズ本の棚です。