2014-11-28 鈴木遺跡に住んでいた人々は武蔵野台地を統括していた! 鈴木遺跡が発掘された当時、黒曜石がきわめて大量に発見され学者を驚かせました。黒曜石は火山噴火に伴ってできる石で長野、八ヶ岳、箱根など遠方から持ち込まれたものです。考古学者の稲田先生はこの遺跡の人々が、遠方から持ってきた黒曜石を武蔵野台地の各集団に配布し、統括していたと推測しました。 現在では他の遺跡から同量の黒曜石が見つかり、その説は説得力を失ってきています。しかし、量の多さは間違いはなく、結構な賑わいを見せていたのではないでしょうか。