丹治ひこ太

こだいらまちづくり日記

市民「都道小平3・2・8号線の計画決定の認可証を見せてください!」東京都「・・・見つかりません」 その4

前回までは、東京都は旧都市計画法に基づく必要な認可を得ていなくて、それが、「大東亜戦争」という非常事態の中で作った行政の手間を省く臨時的な法律を、戦後20年近く経っているのに使っていたから、ということまでお話ししました。今日は、実は、同様…

ベーシック・インカム学習会始めます。

小平市教育委員会主催市民学習奨励学級で「ベーシック・インカム」の学習会を行います。ぜひご参加ください。

市民「都道小平3・2・8号線の計画決定の認可証を見せてください!」東京都「・・・見つかりません」 その3

都道小平3・2・8号線の計画決定は、旧都市計画法が適用されるが、それにしたがっていない(認可証がない)ことを述べた。そうであるならば、計画決定は違法であり、無効である。 しかし、からくりがあった。昭和38年当時、こんな法律が生きていたのであ…

市民「都道小平3・2・8号線の計画決定の認可証を見せてください!」東京都「・・・見つかりません」 その2

その1では、表題のようなやり取りがあったことをお話しした。法律的にどういうことかというと、都道小平3・2・8号線は1963年8月3日に計画決定された(こんな昔の計画を根本的に見直ずに行うことにも疑問!)。 つまり、旧都市計画法が適用される(…

市民「都道小平3・2・8号線の計画決定の認可証を見せてください!」東京都「・・・見つかりません」 その1

ということなのだ。 つまり、都市計画道路 都道小平3・2・8号線は計画決定されていないことになる。 それなのに、事業認可してしまい、道路工事を進めようとしている。 おいおい、いいのかよ! この道路は、小平市の住民投票で住民参加で見直すか否かの投…

玉城デニーさんと「ベーシック・インカム」についてお話ししました。

現在、明確に「ベーシック・インカム」を政策にしている政党は「生活の党と山本太郎となかまたち」と「緑の党」です。 玉城デニーさんは、「生活の党と山本太郎となかまたち」で「ベーシック・インカム」の実現に向けて頑張っていらっしゃいます。 その玉城…

「構造改革」って何?

「構造改革」という言葉を最初に聞いたのは、左翼的な文脈だった。ところが、いつの間にか、政府自民党までが使う用語に代わっていた。 デジタル大辞泉には、「構造改革」「1 独占資本主義体制を議会主義の枠内で段階的に変革することによって、根本的な社…

福島と東京の意識の落差

福島に帰ると、実感するのは、東京都の意識の落差だ。 たとえば、夕方6時台のNHKローカルの話題はほとんど原発事故と震災関連のニュースだ。ほのぼのニュースも、ホッキ漁が再開し、ホッキ飯が食べられる・・・サーファーたちが震災で汚れた浜のゴミ拾い…

福島市渡利で放射線量を測ってきました

久しぶりに、福島の家に帰り、気になっていた放射線量を測ってきました。福島市渡利というところで、当初、それほど影響ないと言われていましたが、事故後数か月たって、事故直後の降雪の影響でホットスポットだとわかったところです。 事故直後、家のすぐ近…

少し早いが、6月1日に解散がなくても解散同日選挙がありうる理由

マスコミの記事を読むと、国会の会期が6月1日だからそこで解散して40日以内の7月10日に同日選が・・・という話が出てくる。 あれ、会期中に解散ってしなきゃいけないんだっけ?憲法や国会法にはそんな条文なかったんじゃないかな、と思い、読んだはずの長谷…

能動的解散権について

衆議院解散による衆参同日選が巷間で口にされているが、そもそも内閣不信任に基づかない解散権が首相にあるかどうかは学説的に議論があるところで、ただ、現実としてそうなされてしまっている。レファレンダム的機能をその根拠とするが、争点一つで選挙をす…

東京19区は今のままなのか?

自公の衆院選制度改革「0増6減」案が成立の方向である。 違憲状態の衆議院で憲法改正をするのはリスクが高いので、制度改革後でなければ衆議院解散はないと考えていたので、これで早ければ、来年早々あたりに衆院選挙の可能性が出てきた(もちろん、この改革…

熊本・大分地震募金のお礼と報告

18日、小平駅南口で、「まちづくり市民こだいら」として、熊本・大分地震の募金活動をしました。短い間ですが、多くの募金をいただきました。多くの方々の温かい心を感じられて、とてもうれしく感じられました。募金は義援金として赤十字社を通して被災地…

「マッドマックス2 怒りのデス・ロード」が象徴するもの

「マッドマックス2 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞を6部門受賞し、日本でもキネマ旬報ベスト10の外国映画部門で1位になった。 4月2日から、立川シネマシティが新たに6000万円超のスピーカーを導入し、極上爆音再上映するらしい。 僕も昨年、妻に誘われ…

国家緊急権(緊急事態条項)は、発動の条件のみならず、解除のタイミングも問題となる

30年程前、台湾に友人を訪ねたことがあった。若い人は知らないかもしれないが、そのころはまだ台湾は独裁政権下で、戒厳令が敷かれていた。 戒厳令、つまり、今問題となっている緊急事態条項が発動している状態だ。 もちろん、だからといって、皆が想像して…

内閣支持率+与党支持率>100% = 与党大勝

これを青木の法則(青木率、政権安定度指数)という。参議院のドンといわれた青木幹雄氏の経験則だそうである。 50%以下だと政権崩壊。60パーセント以下だと黄色信号。80%で安定。100%を超えると大勝。 直近の世論調査では、読売新聞(2月12…

 還付金付き消費税にすべき

小泉政権下、新自由主義の旗振り役でありながら、その後猛省し、立場を変えた中谷巌さんが、『資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言』(集英社インターナショナル、2008)において、消費税の逆進性の解消法として、「還付金付き消費税」とい…

憲法96条は見かけより遥かに弱く、より改憲しにくくなるよう改憲すべき。国民投票における改憲可決ラインを、64%に。

これは僕が思いつきで言っていることではない。「多数決を疑う」(坂井豊貴:岩波新書)での結論だ。抽象性があり、論点が多次元的な法案、特に、憲法では、サイクル(例えば、X案とY案の二者択一が出されても、その裏にZ案があり、X>Y>Z>Xみたい…

人間の尊厳

Eテレの番組「シリーズ戦後70年 障害者と戦争 ナチスから迫害された障害者たち」を観ていたら、ドイツ人の方が「人間の尊厳」という言葉を口にしていた。 ドイツ連邦共和国基本法1条1項は「人間の尊厳」の絶対不可侵を謳う。この言葉の背景にはドイツ人の…

いやな感じ

傑作である。どうしてここまで読まず来てしまったのか後悔この上ない。多感なときに読みたかった。 でも、背伸びしがちな高校時代、題名を見て、なんか軽い感じがして、なよなよした中間小説だろうと思いこんで読まなかったんだよな。 純文学的にいえばセリ…

国会議員政策担当秘書資格試験に合格しました。

国会議員政策担当秘書資格試験に合格しました。 政策担当秘書制度は、国会改革の一環として、平成5年の国会法改正により、国会議員の政策活動を直接補佐する秘書を設けて、国会議員の政策立案・立法調査機能を高めるために創設されました。 これにより、各…

個別的自衛権でできること、新安保法案でできること

個別的自衛権でできることとはなんなのか?原点に戻って勉強してみました。 個別的自衛権とは「各国が自国に加えられた法益侵害に対して反撃する場合の自衛権」(山本草二「国際法 新版」有斐閣p732)です。 そして、国連憲章51条によれば「武力攻撃が発…

集団的自衛権の二つの定義

基本に立ち返り、集団的自衛権という言葉の意義を調べてみました。 芦部信喜先生(憲法)、山本草二先生(国際法)の著書によると、集団的自衛権の定義には、二つの見解があるのだそうです。知らなかった。 他国に対する武力攻撃を自国に対する武力攻撃とみ…

マスコミの公平性について

日本の法律では、放送に関し規制をかけ、プリント・メディアには自由な表現活動を保障しています。イギリス・アメリカ型の制度です。放送には、政治的公平性や論点の多角的解明などの番組編集準則の遵守(放送法3条の2、1項)もそうです。 その根拠として、…

「法治国家」を言う奴には気を付けろ!(「法治国家」と「法の支配」の違い)

安倍首相が「法の支配」と「法治国家」という言葉を使い分けているのを知っていますでしょうか。まだ誰も指摘していないようです。 彼は国際舞台では「法の支配」という言葉を使います。民主国家におけるグローバルスタンダードだからです。この言葉でないと…

砂川事件最高裁判決の「レイシオ・デシデンタイ」。

政府は、再び、砂川事件最高裁判決を持ち出してきました。原文を呼んだのははるか昔のことなので、再読してみました。 大切なことは「レイシオ・デシデンタイ」を探すです。これは、判決の中で、一番大切な部分のことで、他の判決に対して拘束性をもつ部分の…

シンポジウム「立憲主義の危機」に行ってきました。

6月6日東大で行われた立憲デモクラシーの会のシンポジウム「立憲主義の危機」に行ってきました。 このタイミング、出席者が佐藤幸治先生、樋口洋一先生、石川健二先生(上級憲法を教わりました)、杉田敦先生!しかも、佐藤先生は長谷部先生を憲法審査会に呼…

なぜ差別するのか?長谷部先生の説から思うこと

「ルック・オブ・サイレンス」の試写会に行ってきました。 なぜ普通の人々が大虐殺に加担していくのかという問題は別に譲るとして、虐殺のきっかけが「共産主義者」というレッテル張りから始まったことに注目したいと思います。 今や有名になってしまった長…

お熱いのがお好きではない、長谷部先生。

憲法審査会で与党推薦の長谷部先生が安保関連法案を違憲と述べました。長谷部先生を知っていらっしゃる方なら当然と思うでしょう。私も法科大学院で最初に憲法を習ったのが先生でした。 憲法、それは熱い学問、と考えていた私には先生のアメリカナイズされた…

古の知恵とサブプライムローン問題

これまで紹介した民法の条文に共通していえることは、ローマ法までさかのぼれる古い条文の知恵が残っているということです。おそらくその古い条文にも、さらに古くから積み重ねられてきた人間社会の知恵が込められているのでしょう。それは、浅はかな現代的…

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